全国でも有数の産地を誇る大分市の
大葉、みつば、せり、パセリ。
美味しい香り野菜を
みんなに知って欲しい!
「青じそ」とも呼ばれる大葉は、爽やかな香りが一番の特徴だ。その香りには殺菌や防腐のほか、胃の調子を整えるなどの作用があると言われている。
また、βーカロテン、ビタミンB2、カルシウムなど栄養価も高い。
大分市では滝尾や高田、明野などの地区で、14軒の農家が生産を手がけ、年間出荷量は全国第4位(大分県)。収穫から選別、梱包まで一貫して各農家でおこなうため、新鮮で棚持ちがよいと評判だ。
一本の茎から三枚の葉がつくことから名付けられたみつばは、セリ科の多年草で、和食に彩りと優しい香りを添えてくれる、ビタミンやカリウムなどの栄養価を含む日本原産の野菜。
大分市産のみつばは戸次、明治、高田などの地区で8軒の農家が栽培しており、出荷量は西日本一を誇る。水耕栽培で育つみつばは、生育が早くふんわりと香るのが特徴。
せりは春の七草のひとつで、カロテンや葉酸、ビタミンCなどを豊富に含み、解熱や解毒効果、独特の香りにリラックス作用もあると言われている。七草がゆだけでなく、天ぷらやサラダ、焼肉や鍋のお肉を巻いたりして、シャキッとした食感を楽しむのもおすすめだ。
大分のせりは、水耕栽培ならではの柔らかい食感や苦味の少なさが特徴。出荷量は全国3位で、7軒の農家が年間10万ケースを出荷。
鮮やかな緑色で料理を彩ってくれるパセリ。ビタミン類やカリウム、カルシウムなど豊富なミネラルと食物繊維を含む野菜で、香りに食欲増進や疲労回復などの効果があると言われている。
15軒の農家が生産する大分のパセリは、水洗いして脱水したのち袋に詰めるため、日持ちがよいと評判。
付け合わせのイメージが強いが野菜の中でも特に栄養豊富なため、香り野菜レシピを使って日々の食卓に取り入れてほしい。