付け合わせだけでなく
「食材」として活用してほしい

栄養価が高く香りや風味も豊か

「付け合わせとしてだけでなく、サラダや天ぷらにしたり、刻んでパン粉やソース、ホットケーキミックスなどに混ぜ合わせたりしてもおいしいんですよ」と教えてくれたのは、『JAおおいた中部事業部パセリ部会』部会長・坂本 誉さん。
スーパーの青果部で33年勤めたのち、家業のパセリ農家を受け継いだ。

青々として、葉っぱの付きがこんもりとしているものが、新鮮なパセリ

新規就農者も手がけやすい野菜

坂本さんのところでは、連棟ハウスでパセリを栽培しており、水、農薬の適切な管理はもちろん、土づくりにもこだわっている。
元々パセリは、ゆるやかに成長するため、栽培の手間が他の農作物に比べてやや少ない。その上単価も高めなので「新規就農者におすすめです」と坂本さん。
業務用として使用されることが多いパセリを家庭でもっと使ってもらうため、スーパーでの勤務経験を活かし、自らレシピのポップをつくるなど、販促活動にも力を注いでいる。

一つひとつ丁寧に袋詰めされ、冷蔵庫で出荷を待つ

食材としての可能性が広がるパセリ

独特の香り、高い栄養価を持つパセリ。料理人がパセリを使ったレトルトカレーを開発するなどして注目が高まっている、魅力あふれる野菜だ。
みなさんの食卓でも、「食材」として大いに活用してみてほしい。

4つのハウスで時季をずらして生産しているから、年間を通して安定した供給ができる

スーパーや食卓では中々お目にかかれない姿！